プロトタイプ作りの重要性
いたずら書きをし、図面を引き、モデルをつくる。とにかくアイデアを絵にし、モノをつくることだ。そうすれば、偶然の発見に遭遇しやすい。要するに、基本は遊ぶこと、そして境界を探検することだ。
――――― The Art of Innovation
発想する会社!トム・ケリー P.122より
アイデアは、アイデアの組み合わせ。思いもよらぬ組み合わせをみつけること。水平思考。アイデアをいろんな場所で掘ってみる。
共通性があるなと思う。
プロトタイプ作りで、他にも、ダメなアイデアもプロトタイプをつくることで、だめだとわかり、そのアイデアにとわられずにすむ。リスクを回避できる。また、そのときはダメでも他のときにそれが使える場合がある。というメリットも指摘している。
また、プロトタイプ作りは、作家が書くことと同じだとも。
書くことをやめた作家は行き詰まる。壁に当たる。
壁にあたったときにやはり壁を乗り越えるには書くしかない。あるいは一度離れて、全然違うものに触れることだ。偶然性。
発明をするひと、アイデアを思いつく人は意識するにせよ、しないにせよ、この偶然性を必然にするべく、日常的にまったく別のジャンルにもアンテナを伸ばす習慣をもっている気がする。そういう情報収集が組み合わせを発見する助けになる。人によってやりかたは様々だろうけど。