脱力すること
なんか6年ぶりくらいにバドミントンをやって、体中が痛い。
ひさしぶりに体を動かしてみて、気が付いたこと。
脱力重要。
どのスポーツでも言えそうなんだけど、むっちゃくちゃ力を入れて動かすよりも、ある程度脱力して、動かしたほうが生じる衝撃・力は大きくなる。
そんなことを久しぶりにやってみたら改めて思った。
体はそうなんだけど、人間の思考はどうなんだろう?
思考の脱力ってあるのかな?
ひとつの問題の解決に、まっすぐな考え方とまったいらな考え方がある。
垂直思考と水平思考。
一番、最近でわかりやすい例で言うと、
PS3とWii。
いままでの延長線上で、量的な拡大をするのか。
まったく、いままでにない組み合わせで新しい質を生み出すのか。
目の前の問題を解決しようと必死になると視野がせまくなり、えんえん時間と労力がかかるのに成果は少ない。
ということはプログラマーなら経験したことあるんじゃないだろうか?
ドツボにはまるといいうか。
そういうとき、ふっと視点をその問題からもう少し広げてみるとあっさり片付いたりするときがある。
たとえばJavascriptで必死にややこしいコードを書いて、メンテナンスも大変になったりして。そういうときに他人からのアドバイスで、CSSのちょっとした書き方であっさり同じことができたり。
そういう他人の視線は重要だし、新しいものをつくるときにアイデアを出すなら、いままでの枠の考え方を取っ払って、他のジャンルからアイデアを持ってきたり、いろんな組み合わせを試してみる。
鉱脈で言えば一箇所をずーっと掘りつづけるんじゃなくて、いままでにない、いろんな場所に穴を掘ってみる。
そういう試行錯誤が可能性を広げて、いいアイデアにたどり着ける確立を高めてくれる。
水平思考、ブレインストーミング。
人間の頭の働かせ方を、脳の仕組みに沿って、うまく変えることでよりおもしろいアイデアが生まれるようになるんじゃないか。
そんなこと思ったり。
どっちも絶版ですが
「横井軍平 ゲーム館」
ゲーム&ウォッチ、十字キー・ゲームボーイなど任天堂の数多くのヒット商品を手がけた技術者。故人。
彼の開発哲学「枯れた技術の水平思考」はいまの任天堂にも受け継がれていると思う。
「水平思考の世界」
おそらく横井氏が読んだと思われる水平思考について最初に提唱したエドワード・デノボが書いた本。
ブルーバックスで出てるので、地元の図書館を探せばあるかも。
前者は、たまたま学生のときに友人がくれて持ってたので、Nota.Incでみんなで回し読み中。いま岐阜。